
Presence of Soul
Silent Sins
Presence of Soul
Silent Sins
- release date /2025-05-03
- country /Japan
- gerne /Ambient, Dark Ambient, Inprovisation, Noise, Post-Rock
東京のポストメタル/ドゥームゲイズ・バンド、Presence of Soulのライブアルバム。
2024年7月24日に吉祥寺NEPOで行われた3人編成による即興のノイズ/ダークアンビエントライブを音源化した作品です。
メンバーは、Yuki(ボーカル、シンセサイザー、ノイズ)、Yoshi(ギター)、Takurow(ベース)の3名。ダークアンビエントと聞いて「暗くて退屈」と思うのはもってのほか。わずか約30分間で、暗黒の宇宙を旅するような壮大な体験が楽しめます。
#1 “Silent”は、Presence of Soulの繊細でメロディアスな側面が味わえる宇宙系ポストロック。柔らかなノイズを背景に、ポエトリーリーディング、幽玄なクリーンボーカル、重層的なギターが溶け合い、無数の星々が瞬く銀河のような神秘的な光景を浮かび上がらせる。ああ、アムロ……刻(とき)が見える……!
#2 “Board the Shipwreck - Drift”は、不安を掻き立てるノイジーなギターとともに、マントラのような歌声が延々と唱えられ、まるで闇落ちしたDead Can Danceのごときダークなサウンドを展開。後半では歪んだギターと狂気を帯びた歌声が重なり、怖気立つほどの凶悪なノイズが襲いかかる。大音量で恐怖に怯えながら聴くのもよし、暗闇で目を閉じてじっくり浸るのもよし。あるいはあえてボリュームを控えめにして聴くのもオススメ。ノイズに不慣れな方はぜひお試しあれ。
私はこのライブを現地で体験しましたが、暗闇に包まれて演者の姿はほとんど見えず、VJの映像だけが目に映る状態だったため、自分が立っているのか浮いているのかすら分からない不思議な感覚に陥りました。音響面では特にTakurow氏のベースが印象的で、重低音による振動が床を通して全身へ伝わり、内臓が揺れるほど強烈だったのをよく覚えています。音源だとその振動はさすがに伝わってきませんが、次の機会にぜひ現地で体験してください。
なお、本作はCD限定で、売り切れ次第終了となります。ファンは早めにゲットしましょう。購入者はライブに使用された映像付きの音源をダウンロードできるので、爆音で再生できる環境があれば、ぜひ最大音量でお楽しみください。おそらくライブハウスに近い感動が得られるでしょう。もし耐震レベルが低くて建物が倒壊しても、当サイトは一切保証しないのであしからず。