Slowwves

Perfect Evasion

Slowwves

Perfect Evasion

  • release date /
    2025-06-04
  • country /
    Thailand
  • gerne /
    Alternative Rock, Dream Pop, Grunge, Shoegaze
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

タイ・バンコク出身のシューゲイズ・バンド、Slowwvesのデビューアルバム。日本の名門レーベル、P-VINEからリリース。

現在のメンバーは以下の通り。

  • Jill(Iya Ngoentaweekoon) – ボーカル・ギター
  • Peem(Juckapob Lamulpak) – ギター
  • Jump(Pawaris Chotnikhom) – ドラム

結成は2023年。Peemが友人の紹介でJillと出会い、彼女の音楽に感銘を受けて意気投合。Slowdiveのトリビュートイベントを機にJumpが加わり現在の編成となりました。いずれも20代前半の若い世代ですが、2024年3月1日に公開されたデビューシングル“Anywhere Else”によって、シューゲイズファンの間で一躍注目を集める存在となりました。バンド名は、Slow-wave Sleep(徐波睡眠)が由来で、深い眠りがもたらす安らぎや静けさを象徴しています。

SlowdiveやMazzy Star、Megumi Acorda、Zweed n' Rollなどに影響を受けたとされ、ドリーミーかつヘヴィなサウンドが特徴。Wispの幻想美とGlixenの重厚感を融合しながら、流麗なリードとギターソロを多用して深い哀愁を紡ぐ。これこそがSlowwves独自の魅力となっています。また、天使や妖精を連想させるファンタジックなWispに対し、Slowwvesはよりリアリスティックで退廃的な美学を持っている点も見逃せません。特にJillの美しいボーカルは、行き先の見えない閉塞的な現代において、闇の中に差し込む一筋の光のように感じられるでしょう。まさにアルバムタイトル Perfect Evasion(完全なる逃避)が示すとおり、現実の重圧から私たちを解き放ってくれます。

注目曲ピックアップ

#1 “Anywhere Else”
哀愁を帯びたリードギター、夜の静寂に溶けていく淡い歌声、「I wanna be there with you〜Just run away(君と一緒にいたい――逃げ出そう)」の切ないリフレイン。Slowwvesの美学が詰まった名曲。ぜひ夜の街を独り彷徨いながら味わってください。

#2 “Labyrinth”
テンポが速めで、鋭利なギターリフも飛び出す躍動感のあるナンバー。ギターソロからの大サビで哀愁を爆発させるパートは、ライブで盛り上がること間違いなし。

#3 “SWS”
ゆったりとしたテンポで、バンド名の由来になったSlow-wave Sleep(徐波睡眠)=SWSを表現。深い眠りと浅い目覚めを繰り返しながら、夢と現が溶け合っていくような感覚へ誘う。

#5 “Sen”
曲名は映画『千と千尋の神隠し』で、主人公の千尋が与えられた名前「千」に由来しています。歌詞に物語がしっかり反映されているので、じっくり読みながら聴くが吉。切ないサビメロで思わず涙腺崩壊……。

#7 “Evangeline”
同郷のシューゲイズ・バンドDeath of HeatherのギターボーカルThanakarn Tangjaiyenとのコラボレーション。前半はSlowwvesがボーカルを務め、後半からDeath of Heatherへバトンタッチ。ラストは神々しい轟音とともに両者のユニゾンによって幕を閉じます。

いずれも名曲揃いの充実デビュー作。アジアの新世代シューゲイズのクオリティたるや、マジ恐るべし。メロディアスで聴きやすいため、シューゲイズ初心者にもおすすめです。

日本と海外のシューゲイズシーンを繋ぐ架け橋へ

そんなSlowwvesですが、母国タイではWispのバンコク公演でDeath of Heatherとともにサポートアクトを務め、エイプリルブルー、明日の叙景、水中スピカ、cephaloといった日本のアーティストとの共演も活発に行うなど、国内外を問わずファンベースを拡大しています。さらにSXSW Sydney 2025への参加も決定しているため、今後さらなる注目を集めそうです。

そして本作を引っ提げての来日が決定! 10/13(月・祝) 下北沢ベースメントバー、10/14(火) 新宿SPACE TOKYOの2公演となります。ファンはぜひ足を運んで、アジアの新世代シューゲイズの「今」を目撃してください。

Slowwves来日公演についてはこちら▶