modern failure - wish you were better

Modern Failure

Wish You Were Better

Modern Failure

Wish You Were Better

  • release date /
    2026-05-15
  • country /
    US
  • gerne /
    Alternative Rock, Emorap, Grunge, Noise, Post-Punk, Shoegaze, Slowcore
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

イリノイ州シカゴの覆面アーティスト、Modern Failureの4thアルバム。

活動拠点とアーティスト名以外の情報はほとんど明かされておらず、その素性は謎に包まれている。

デビューEP『Downward Movements』では、ラフでノイジーなギターに、深い哀愁を帯びた歌声と狂気じみたスクリームをぶつけたサウンドを展開。trauma rayやHer New Knifeに通じるヘヴィシューゲイズ〜グランジゲイズの系譜にありながら、音像はよりドライでノイズが鋭く際立つ。シューゲイズらしい浮遊感は控えめで、曲によってはデプレッシブ・ブラックメタルを思わせる陰鬱さものぞかせる。

1stと2ndではインディー・ロック寄りのアプローチも見せたが、3rdでダークな質感を取り戻し、本作ではEP期の鋭いギターと陰影の濃い世界観へ回帰。さらにピアノやストリングスを取り入れるなど、アレンジの幅も広げている。

前半は比較的キャッチーな楽曲が並ぶ一方、後半から作品の空気は一変する。なかでもゲストを迎えた#8 “Don't Look At Me (feat. Xdium, Midnight Morning & repul$ion)”は白眉。シューゲイズ、ポストパンク、エモラップをルーツに持つアーティストが集結し、轟音ギターをバックにクリーンボーカルとラップが交錯する鮮烈な一曲だ。

この曲を皮切りに、深い哀愁をまとった佳曲が続き、アルバムは終盤に向けて一気に熱量を高めていく。初期の鋭さを取り戻しながら表現の幅も広げ、Modern Failureの現在地を示した力作だ。