blackwater holylight - not here not gone

Blackwater Holylight

Not Here Not Gone

Blackwater Holylight

Not Here Not Gone

  • release date /
    2026-01-30
  • country /
    US
  • gerne /
    Doomgaze, Post-Metal, Progressive, Psychedelic Rock, Shoegaze,
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

ロサンゼルスのサイケデリック・ドゥーム・ロック・バンド、Blackwater Holylightの4thアルバム。

Blackwater Holylightは、Sunny Faris(Vocals, Bass, Guitar)、Mikayla Mayhew(Bass, Guitar)、Eliese Dorsay(Drums)、Sarah McKenna(Synthesizer)、Camille Getz(Violin)らを中心に活動するバンド。Portlandで結成され、現在はLos Angelesを拠点に、ドゥーム、シューゲイズ、サイケデリック・ロックを横断する独自のサウンドを築いてきた。

前作『If You Only Knew』で見せたシューゲイズへの接近を受け継ぎながら、ギターはさらに歪みを増し、ドゥームメタルやスラッジ級の重量感を獲得。一方で、幽玄なボーカルとシンセサイザーが重なり、重厚なサウンドに奥行きをもたらしている。

#4 “Heavy, Why?”はその象徴的な一曲であり、息苦しいほど陰鬱でヘヴィな導入から、ドラムが軽快にギアを上げると同時に、スペーシーなシンセサイザーが徐々に重なり、熱を帯びたサウンドへと変化していく。

#7 “Void To Be”#8 “Fade”は、Slowdiveを思わせる浮遊感とドゥームメタルの重量感が自然に溶け合っており、シューゲイズの側面を色濃く感じられる楽曲。Blackwater Holylightの魅力である柔剛の調和を見事に体現している。

ラストを飾る#10 “Poppyfields”は、呪術的なムードと陶酔感をまとった楽曲。中盤の疾走パートを経て再び重厚なサウンドへと回帰し、艶やかなヴァイオリンが余韻を残すアレンジも印象的だ。

『Not Here Not Gone』は、ドゥームメタル、シューゲイズの境界を横断しながら、重厚さと幽玄美を高い精度で両立させ、さらにヘヴィネスを単に陰鬱さに結びつけるのではなく、音のレイヤーの工夫によって感情の重みへと昇華している。これまで培ってきた音楽性の深化・拡張に成功した本作は、Blackwater Holylightの新たな到達点といえるだろう。