mareux - nonstop romance

Mareux

Nonstop Romance

Mareux

Nonstop Romance

  • release date /
    2025-06-27
  • country /
    US
  • gerne /
    Coldwave, Darkwave, Gothic, Post-Punk, Synth Pop
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

ロサンゼルスを拠点に活動するダークウェイヴ・アーティスト、Mareux(Aryan Ashtiani)の2ndアルバム。2022年のシングル“The Perfect Girl”がTikTokで拡散され、ダークウェイヴ再評価の流れの中で一躍注目を集める存在となった。

前作は冷たく無機質なダンストラックを軸に、冒頭と終盤にドリームポップ的な楽曲を配置した構造だったのに対し、本作ではダンスフロア志向が一段と強化されている。さらにビートはより強靭に、シンセはメロディックかつ多彩な表情を獲得し、冷徹さと高揚感の対比がより明確になっている。

その方向性を象徴するのが#3 “Nonstop Romance”だ。親しみやすいシンセフレーズと跳ねるベースラインが主導するナンバーで、艶のあるボーカルと相まってDepeche Modeを彷彿とさせる完成度を誇る。

さらに#7 “Blue”では、アップテンポなロックビートを導入し、ポストパンクへ接近することでサウンドの幅を拡張している。

ハイライトは#5 “Ébène Fumé”(feat. Riki)。シンセポップ・アーティストRikiがゲストボーカルを務め、Kate Bushの“Running Up That Hill”を想起させる高揚感あるボーカルで幕を開けたのち、レトロウェイヴ的なビートへと滑らかに接続される。きらびやかなシンセと妖艶なボーカルが交錯し、本作の中でも特に甘美でロマンティックな味わいが際立つナンバー。

ダークウェイヴの軸を維持しながらも、ダンスビートの推進力とノスタルジックなロマン性を強化したことで、80sシンセポップやクラブ志向のサウンドを好むリスナーにも強く訴求する内容となっている。ダークウェイヴに馴染みがない方もぜひ一度お試しあれ。