last leaf down - weight of silence

Last Leaf Down

Weight Of Silence

Last Leaf Down

Weight Of Silence

  • release date /
    2025-04-11
  • country /
    Switzerland
  • gerne /
    Dream Pop, Post-Metal, Post-Punk, Post-Rock, Shoegaze, Slowcore
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

スイスのシューゲイズ・バンド、Last Leaf Downの3rdアルバム。

2003年の結成当初はKatatoniaの流れを汲むドゥームメタルを追求していたが、2007年後半のBenjamin Schenk(Vo/Gt)加入を契機にシューゲイズへと転身した異色の経歴を持つ。2014年の『Fake Lights』、2017年の『Bright Wide Colder』という2枚のアルバムを通じて、凍てつく空気をまとった繊細かつメランコリックな世界観を確立。世界最大級のゴシック・フェスティバルWave-Gotik-Treffenへの出演や、Alcest、Les Discretsのサポートを務めるなど、確かな足跡を残してきた。日本国内では所属レーベルの特色ゆえにメタル方面での認知が先行していたが、ゲームクリエイターの小島秀夫が、Xで作品に言及したことで、新たな層の音楽ファンからも脚光を浴びた。

前作から約8年という長い沈黙を破って届けられた本作は、サウンド・デザインの変化により、過去作の凍てつくような冷気が和らぎ、雪解けを予感させる柔らかな質感をもたらしている。一方で、#8 “A Quiet Lost War”#9 “The Ending”は、Last Leaf Downの象徴ともいえるダイヤモンドダストのように煌めくアルペジオや、感情を揺さぶるトレモロ、および熱量を帯びた芯のあるボーカルによる哀愁美がしっかり発揮されており、旧来のファンも安心の仕上がりだ。

加えて特筆すべきは、#4 “Illusion”。これまででトップクラスにアップテンポなナンバーで、新たなフェーズへと踏み出したバンドの生命力を象徴しているかのようだ。しかし、その歌詞はどこまでも陰鬱であり、サウンドの変化にも関わらず、彼らの根底にあるアイデンティティは決して揺らいでいない。