remina - the silver sea

REMINA

The Silver Sea

REMINA

The Silver Sea

  • release date /
    2025-10-24
  • country /
    New Zealand
  • gerne /
    Ambient, Doom Metal, Drone, Gothic Metal, Post-Metal
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

ニュージーランド・ダニーデンのコズミック・ドゥーム・プロジェクト、REMINAの2ndアルバム。

REMINAは、Mike Lamb(Sojourner)とHeike Langhans(Sojourner, ex-Draconian, ex-ISON)によって2021年に結成された。Mikeはギター、ベース、シンセサイザーを担当。Heikeがボーカル、作詞、シンセサイザーにとどまらずアートワークも自ら手掛けている。そして本作からはドラマーのShayne Roosが新たに加わり、トリオ編成となっている。

音楽性は、Heikeがかつて在籍したISONと比較するとややコンパクトでキャッチーな仕上がりだが、宇宙を漂うようなスケール感は依然として健在だ。作品全体を通じて、茫漠とした暗闇と、輝く星々のコントラストを美しく描き出している。

特にアルバムの核といえるのが#5 “Theia” だ。アトモスフェリックなギターとシンセサイザー、そしてHeikeの幽玄な歌声が重層的に絡み合い、暗黒の宇宙にたなびく大星雲のような壮麗な景色を呼び起こす。まさにREMINAの真骨頂といえるナンバーである。

ゲストとの化学反応も印象的だ。#2 “Algol”はUKダークロックのAntimatterのボーカリスト、Mick Mossとのデュエットを披露。Mickのマイルドな中低音とHeikeの儚い歌声が、変光星アルゴルのように重なり合いながら明滅する。また、2人の歌声は星座を司る英雄ペルセウスと怪物メドゥーサのような対照をなしている点も注目すべきだろう。

また、既存のプロジェクトの枠に留まらない新たな試みも随所に見られる。#6 “Io”では硬質なインダストリアル・ビートを導入し(Heikeのダークウェイヴ・プロジェクト、:LOR3L3I: への接近とも取れる)、続く#7 “Silence and the Silver Sea” はゴシックロックや初期ゴシックメタルを彷彿とさせる躍動感のある展開を披露。ボーカリストとしての類まれな表現力もさることながら、アートワークまで自ら手掛けるHeikeの創造性は、人類未踏の宇宙へと航行を続けるボイジャーのように、その領域を拡大し続けている。