
An Empty City
a lucid dream last night
An Empty City
a lucid dream last night
- release date /2025-02-28
- country /China
- gerne /Alternative Metal, Breakcore, Drum&Bass, Gabber, Hardcore, Metalcore, Nu Gaze, Shoegaze
中国・広州を拠点に活動するメタルコア・バンド、An Empty Cityの4thアルバム。
2016年に結成され、現在の編成はMatt Huang(ギター)、Goldfish(ベース)、Chester Tam(ボーカル)、Dante Sum(ドラム) の4名。2022年のメンバーチェンジを経て、最新作ではクリーンボーカルやアトモスフェリックなギターサウンドを取り入れ、メタルコアとシューゲイズのクロスオーバーを開拓しています。
注目曲ピックアップ
#1 “broken mirror”
メタルコアの激しさとシューゲイズの幽玄美を融合した新境地的ナンバー。獰猛なスクリームと儚いクリーンボーカルが交錯し、苦痛と安堵の狭間を揺れる悪夢へと誘う。
#2 “feather”
Deftones風のメランコリックなヘヴィシューゲイズ。胸を裂くような哀しみを歌い上げ、ラストのブレイクダウンとスクリームでどん底へと突き落とす、メタルコア出身ならではの名曲。今年のベストチューン候補の1つ。
#4 “a fleeting mind captive in a shattered dream”
Djent風の激重リフで内臓を搔き回したか思うと、一気にブラストビートで爆走し、サビでダークなシューゲイズにシフト。陰鬱なギターと儚い歌声の対比が秀逸。
後半はメタルコアを軸にしつつも、ブレイクコアなどのエレクトロニック要素を取り入れ、多彩なアレンジでリスナーを惹きつける。青を基調としたアートワークから、fromjoyの影響もありそうです。ラスト2曲はクリーンボーカル主体の甘美な轟音ヘヴィシューゲイズで鮮やかに幕を閉じる。
現時点ではメタルコア要素がやや優勢ですがが、シューゲイズとの融合は非常に巧みで、今後の活動が楽しみです。新生fromjoyやLoatheが好きなリスナーはぜひチェックしてください。
来日への期待
中国出身ということで、アジアの注目アーティストが集まる音楽フェスBiKN shibuyaにもぜひ来てほしいところ。昨年は香港のArchesを呼んだくらいですから、きっとチェックしているはず……観たい人はどんどんBiKNへ声を上げてください。もちろん私も全力でプッシュします!
An Empty City来日のご要望はBiKNのXアカウントへどしどしお寄せくださいませ!